白ヤギリードアーキテクトの伊藤です。
3/2〜4にtry! Swift Tokyo 2017が開催され、そして今回、Apple以外のプラットフォームでのSwift活用法についてお話しました。
前回サーバーサイドSwiftでの記事を書いてから、しばらくぶりになりましたが、近況を簡単に報告することができました。
Swiftのオープンソース化から1年半ほどたちましたが、状況も様々変わりました。
スライドはこちらです。
ビデオもRealmのサイトでのちほど公開される予定です。
スライドで触れたライブラリなどは以下で公開しています。
また、カンファレンス当日は、多くの方にオフィスアワーに来ていただきましたが、
ラズベリーパイ上でのSwiftの反響が予想よりも大きかったように思います。
このSwiftは現在は自分でビルドするか、以下のようなビルドされたものを使うことができます。
- http://dev.iachieved.it/iachievedit/swift-3-0-on-raspberry-pi-2-and-3/
- https://www.uraimo.com/2016/12/30/Swift-3-0-2-for-raspberrypi-zero-1-2-3/
また、私の作っているI2CをSwiftから扱うライブラリは以下にありますので、試してみてください。
最近は湿度センサー(SHT21)のモジュールを追加しました。
近日、ラズベリーパイZero WiFi付きモデルが安価に出るということで、そちらも楽しみです。
Q/Aなどを頂きました、サーバーサイドSwiftのHTTPクライアントについて、私たちはlibcurlをベースに使っています。
今はFoundationのURLSessionも実装がある程度されていますが、まだmacOSと同じというようではないようです。
そこで、社内で使っているlibcurlベースのHTTPクライアントを公開したいと思います。
リポジトリはこちら shiroyagicorp/swift-seeurl
libcurl自体が同期I/Oになりますので、I/O処理はブロックします。(最長タイムアウト時間)
必要に応じてDispatch.asyncすることもできます。
それ以外にもHTTPを扱えるサーバーサイドのライブラリとしては、Prorsumがあります。
noppoMan/Prorsum
こちらはTokyo Server Side Swift Meetupの@noppoManさんが作成・メンテナンスされています。
4月(予定)にはサーバーサイドSwift Meetupを行いますので、ご興味のある方は見てみてください。
https://tokyo-ss-swift.connpass.com
過去のハッシュタグは#tsssmeetupです。
最終日のハッカソンでは、numsw(numpy for Swift) のチームに参加しました。
実はハッカソンが終わったあとも実装を進めていて、iPadやサーバーサイドでの活用を考えています。
最後に、発表の提案をくださった、@k_katsumiさん、
Natashaさん、運営・ボランティアの皆様、参加者の皆様、アドバイス頂いた方々、ハッカソンのチームメイトのみなさん、どうもありがとうございました。
今後もSwiftに関することをはじめ、技術的なトピックをこちらのブログで発信していきたいと思います。