白ヤギの開発者の森本です。
今週の中日 (2016-09-20から09-24) から PyCon JP 2016 が開催されました。白ヤギコーポレーションは例年スポンサーをしていますが、「シルバースポンサーではうちの会社が目立たないだろう」的なノリで今年は初めてゴールドスポンサーとして参加しました。普段なら私は個人としてチケットを購入してカンファレンスに参加していましたが、ゴールドスポンサーは招待チケット枠が3つあったこともあり、スポンサーチケットを使って参加してきました。
今年のテーマは Everyone’s different, all are wonderful.「みんなちがって、みんないい」 でした。早稲田大学 さんの施設で行われ、正にテーマを表した5トラックという、例年よりも発表枠を拡大し幅広い分野における Python を使った事例や開発について様々な発表が行われていたように思います。
ジョブフェア
ゴールドスポンサープランの1つに ジョブフェア への出展があります。白ヤギはパネルディスカッションのパネラーの1社として登壇することになりました。今年のパネルディスカッションのテーマは 『エンジニアが語る サービス・プロダクトとの関わり方』 でした。私はパネルディスカッションに初めて登壇したのでしどろもどろでしたが、カメリオ API というサービスの開発を1年以上やってきたことの経験や、前職の組織や開発体制、働き方といった経験も踏まえて答えたりしていました。
Hunza様、いい生活様、HDE様、白ヤギコーポレーション様、ブレインパッド様によるジョブフェア開催中ですよ#pyconjp pic.twitter.com/RUaeXVNvHH
— PyCon JP 2016 (@PyConJ) September 22, 2016
パネルディスカッションの開始前に顔合わせしてどんな話し合いにしようかと他企業のパネラーの方々とお話したときの話題の方が私にとっては記憶に残っています。事前にモデレーター・パネラー同士での顔合わせができたことで緊張感が解けて本番に挑むことができたようにも思います。もしかしたら本番で話していないこともあるかもしれませんが、話題に関して覚えている範囲でいくつかあげてみます。
- 技術選択とエンジニアのモチベーション
- 技術選択で不採用になった側のエンジニアのモチベーションをどう維持してもらえば良いか
- 組織体制と評価制度と役職
- エンジニアも数字の責任をもつべきか
- エンジニアは役職につきたがらない
- (研究)開発部門はコストセンターではなく投資だという考え方
- Web サービスは当たるか当たらないかが分からないため、開発初期からどのぐらいの期間保守するのかといった中長期的な運用見積りが難しい
- リモートワークの賛否
- エンジニア同士のコミュニケーション
リモートワークの賛否は両方の意見が出ておもしろかったと会場で聞いていた同僚が話していました。
これが正解という答えはなく、それぞれの企業の考え方、事業規模や提供しているビジネスやサービスの形態によっても求められる体制の在り方が変わってきます。パネルディスカッションを聞いて頂いた方それぞれの勤め先に近い企業の話が1つのモデルケースとして参考になったのではないかと思います。白ヤギもこれから組織や開発体制を増強していく段階なので、白ヤギよりもずっと成長されている他企業のパネラーの方々のお話を伺えてとても参考になりました。
ビギナーセッション
今年も CFP を送ってみたものの、残念ながら私は落選しました。たまたまビギナーセッションで講師を募集していたようなのでそのセッションの1つを担当しました。
イチからコードを書けない人を対象とし、プログラミングの始め方としてどんな風にコードを書いていけばいいかを実際に見てもらうことを意図したライブコーディングでした。
1時間という時間があったものの、普段ライブコーディングなどはしないためか、コードを書いていると時間がどんどん過ぎてしまって用意した教材の1/3ぐらいしか消化できませんでした。反省点として、コードを書きながら話さないといけないので画面ばかりをみてしまうため、参加者の様子を伺う余裕がなく、うまく配慮できなかった点が多かったのではないかと思います。ある程度はサンプルコードは用意しておいた上でコードを直したり書き加えたりといったことをした方が効率的に説明できたのではないかなと、終わってみて感じました。とはいえ、イチからコードを書くこと自体はお見せできました。その様子が何かしらの参加者の参考になっていれば嬉しいなぁと思う限りです。
Python を支える技術: モジュール・ インポートシステム編
金子です。
今年は「Python を支える技術: モジュール・ インポートシステム編」というタイトルで発表しました。発表者の声が聞こえづらかったり、時間をオーバーしてしまうなど個人的に課題の残る発表でしたが、発表後には Python のインポートの仕組みが分かったという感想も頂けました。
発表内容は以下のリンク先を見てください。
イベントの雰囲気
再び森本です。
既に flickr にたくさん写真がアップされているのでいくつか紹介します。
すっかり PyCon JP に馴染んだ感のあるモノタロウ侍ですね。今年も多くの参加者と記念写真を撮っていました。
本日のSnacksでお配りします!
カラフルですー!#pyconjp pic.twitter.com/4bKY3VDL1j— PyCon JP 2016 (@PyConJ) September 22, 2016
おやつのカップケーキです。Python のロゴがついたものもあり、写真の撮りがいのあるおやつでした。
みんなで集合写真。
今年もとても楽しいイベントに参加できました。PyCon JP 2016 スタッフの方々、ありがとうございました!
PyCon JP座長交代です#pyconjp pic.twitter.com/a4z1aGqJ8F
— PyCon JP 2016 (@PyConJ) September 22, 2016
来年は座長を交代してあらたな体制で臨むようです。また来年も楽しみにしています!